駐車場は所持する車の台数が大体決まっているため、場所やサイズはすっと決まります。
しかし、自転車置き場ではそうもいきません。
自転車置き場として必要なスペースや、はたまたどこにそのスペースを設けるのかなど、疑問がたくさんあるでしょう。
そこで今回は、自転車置き場のサイズや設置パターンをご紹介します。
□自転車置き場にはどれくらいのサイズがいるのか?
自転車置き場のサイズを決めるには、自転車自体の大きさを把握しておく必要があります。
大人用の自転車はJIS規格というのでサイズが決まっていて、大体幅60センチメートル、長さ190センチメートルくらいです。
そのため、自転車置き場を設計する際には、自転車1台につき「長さ190センチメートル、幅60センチメートル」のサイズ感で計算します。
ただ、自転車置き場では人が乗り降りするので、幅は少しゆとりを持っておいた方が安心です。
4人家族で1人1台の自転車を持つとすると、およそ2メートル50センチ四方のスペースが必要になります。
これはおよそ3.5畳の広さに該当しますので、自転車が意外と場所を取るものであることがお分かりいただけると思います。
□自転車置き場のおすすめ設置パターンはこちら!
それでは、意外と場所が必要になる自転車置き場のスペースをどのようにして設ければ良いのでしょうか。
ここではおすすめの設置パターンをご紹介します。
1つ目は、家の周りに独立した自転車置き場を設ける方法です。
道路から家に入るまでの間に自転車置き場があるので、帰りながらスムーズに自転車を置けます。
万が一台数が増えても柔軟に対応できるのが魅力ですが、目につきやすい場所なので防犯や目隠しには工夫が必要です。
2つ目は、門柱の後ろやフェンスの裏に設ける方法です。
大袈裟に自転車置き場を設けるのは気が引けるという方には、門柱の後ろやフェンスの裏に自転車を置くのがおすすめです。
防犯性も高くなりますが、ポストや庭の通り道の邪魔にならないように配慮する必要があります。
3つ目は、駐車スペースと一緒にする方法です。
自転車置き場というスペースは設けずに、駐車スペースに一緒に自転車を収納してしまうのも良いでしょう。
広さは必要になりますが、カーポートを共有すれば雨に濡れる心配もありません。
ただ、車を入れた状態でもスムーズに自転車が出し入れできるよう配慮しておく必要があります。
他にも、勝手口やガレージに設置する方法もあります。
自転車置き場は意外とスペースが必要になりますから、外構工事の段階でしっかりとスペースを確保しておきましょう。
□まとめ
今回は、自転車置き場のサイズや設置パターンについてご紹介しました。
自転車置き場のサイズは1台につき「長さ190センチメートル、幅60センチメートル」は必要になってきます。
乗り降りにゆとりを持たせたい場合にはさらに幅が必要になるので注意しましょう。