大切な車を雨風から凌いでくれるカーポートですが、実は設置する際に高さで失敗する方が多くいらっしゃいます。
カーポートの高さは車高によって変わってくるため、車高さえ分かっていれば失敗はしないようにも思いますが、一体なぜなのでしょうか。
今回は、カーポートの高さの失敗や対策法について解説します。
□カーポートの高さで失敗するとどうなる?
カーポートの高さでは、低すぎる失敗と高すぎる失敗があります。
それぞれの考えられる原因や、リスクについて考えてみましょう。
まずはカーポートの高さが低すぎた場合です。
カーポートの高さが低すぎるという失敗には、ハッチバックが開けられないというリスクがあります。
設計段階で車がすっぽり収まるようなサイズ感だと、ハッチバックが最大まで上げられません。
ドア式であれば問題ありませんが、カーポートの高さを考える際はハッチバックの高さに配慮する必要がありますね。
次に、カーポートの高さが高すぎた場合です。
カーポートの役割は、愛車を自然の猛威から守ることですが、高さがありすぎるとそれが叶いません。
さらに、車とカーポートとのバランスが悪いと、外観にも悪影響が出てきます。
カーポートや車はどうしても存在感が大きいですから、ちょうど良い高さを心がける必要があるでしょう。
□失敗しない!カーポートの高さの決め方とは?
カーポートの高さで失敗しないためには、車高をしっかりと確認しておく必要があります。
もちろんハッチバックも含めた高さです。
カーポートの理想の高さは、車高に30センチメートルから50センチメートルを足した高さといわれています。
あまりに低すぎたり高すぎたりしても、先ほどご紹介したようなリスクが伴いますから、車種に合わせて高さを調節しましょう。
カーポートの高さを調べていると、有効高という言葉を目にすることが多いと思います。
有効高とは、地面から柱と梁が連結されている部分までの高さです。
つまりはカーポートの柱の最も低い部分までの高さのことを指します。
カーポートの高さで失敗しないためには、この有効高に着目することがポイントです。
傾斜している土地にカーポートを設置する場合には、前後で柱の高さが異なる場合があるので注意しましょう。
□まとめ
今回は、カーポートの高さの失敗について解説しました。
カーポートはちょうど良い高さを心がける必要があります。
そのため、カーポートの高さを決める際には車高とカーポートの有効高を見比べて、車高に50センチメートルほどを足した高さを基準として考えておくと良いでしょう。