高耐久で基本的にメンテナンス不要なコンクリートですが、近年の技術発達によりモダンな雰囲気や自然な雰囲気など、好みに合わせた自由な形にデザインできます。
今回は、コンクリートを使ったおしゃれな庭のデザイン例と注意点を紹介します。
□コンクリートの庭をおしゃれにする方法について!
1つ目は、ウッドデッキとコンクリートを組み合わせた多目的に使用できる庭です。
リビングからつながるウッドデッキと芝生の間にコンクリートを設けることで、自然な雰囲気と利便性を兼ね合わせた庭になっています。
2つ目は、床と高さを揃えた開放感の高い庭です。
庭よりも1段高いコンクリートテラスでモダンな印象を与えつつ、テラスを床と同じ高さにすることで、より開放感に感じられます。
テラスの周りに余白を残して砂利を設置することでガーデニングにも使え、用途を限定しない自由度のある庭になっています。
3つ目は、室内の土間とつながるプライベート感のある庭です。
室内の一部に土間を作り、大きな開口部を設けて庭と緩やかにつなげることで、コンパクトながら圧迫感を感じずにプライベート感のある庭になっています。
コンクリートの一部に円形の穴を作って目立つ位置に大きな観葉植物を植えたり、室内に対面する向きに木製のベンチを設置したりすることで、おしゃれを楽しみつつも高い実用性を保てます。
□庭のコンクリートで失敗しないためのポイントについて!
1つ目は、全面コンクリートにしたことで照り返しが暑いことです。
コンクリートは虫の発生や雑草の繁茂を防ぐのに効果的ですが、コンクリートは花壇やレンガよりも比較的反射率が高く、照り返しが強くなるため注意が必要です。
植栽で直射日光を防ぐ、夏の間だけ人工芝を敷く、花壇を間に挟むなどの対策が有効です。
2つ目は、水はけが悪く雨が降ると汚れることです。
コンクリートと土が接していると大雨の時に泥が跳ねて汚くなったり、じめじめしてコケが生えたりします。
コンクリートと土の間にウッドチップや排水用のスリット、砂利、芝生を設置すると効果的でしょう。
3つ目は、土がなく殺風景になってしまうことです。
広範囲にコンクリートを打設することで、洗練されたスタイリッシュな雰囲気の庭に仕上がりますが、本格的でなくとも花壇や土のスペースを作っておけばよかったと後悔する方は多いです。
コンクリートの中に植栽や花が少しあることでお互いが引き立ち、より魅力的に見えるでしょう。
□まとめ
コンクリートは多くのメリットがありますが、場合によってはデメリットにもなります。
この記事を参考にしつつ、理想の雰囲気だけでなく全体のバランスも大事なので、それらを踏まえて庭をトータルコーディネートしてもらえたら嬉しいです。